感染差別をなくそう

日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は17日、市議会民生保健委員会で、コロナ対策関連と難病患者の医療費負担について質疑しました。

 長岡議員は、「感染するのは罪ではない」と何度も強調。感染した本人や家族が誹膀(ひぼう)中傷や差別・偏見を受けることがないよう、市民に安心してくださいといえるような行政の役割・責任を果たすべきだと訴えました。

 長岡議員は、昨年9月と12月の同委員会でも、高齢者を中心に無症状者でもPCR検査をと主張。大阪市も重い腰を上げて、高齢者施設のPCR検査を始めたことは大きな前進だと評価しました。

 大阪は全国一重症者や死亡者が多いと指摘。「緒方洪庵の昔から感染症対策は水際と隔離」と大阪介護老人保健施設協会の事務局長の言葉を紹介し、検査を希望する人には、いつでもどこでも何度でも行政検査をすべきだと強調。すべてのコロナ患者と濃厚接触者への生活支援、クラスター(感染者集団)が起きた施設への援助を求めました。

 自宅待機者への配食サービスについて、大阪市は1日約1500円、1食あたり約500円という設定ですが、国の定めた1日4500円の枠を利用して、中身の充実をきめ細やかに配慮・工夫するよう求めました。

(2021223日付しんぶん赤旗)

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