地下水汚染独自基準を

日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は7月28日、市議会環境対策特別委員会で、有機フッ素化合物の地下水汚染の問題について質疑しました。(提出資料①②)

 長岡議員は、東淀川区に地下水汚染を広げている問題の原因は神崎川をはさんですぐのダイキン工業淀川製作所(摂津市)だとして、有機フッ素化合物(PFOA)を希釈した排水が、国の目標値の10倍で放出されていることを批判。「市民を守るために府と連携して、総量規制など独自の基準値を設けて守らせるべきだ」と主張しました。

 長岡議員は、20年度実施の環境省調査結果で、大阪市の地下水から、有機フッ素化合物(PFOA・PFOS)が、1リットル当たり5500ナノグラム検出されたことを指摘。「環境省の目標値が1リットル当たり50ナノグラム。その110倍の全国一高濃度の驚くべき値だ」と述べ、「ダイオキシンやPCBと同等の危険物質。体内でも環境でも分解されにくく、『永遠の化学物質』と呼ばれ、低体重出生や発がん性物質などの健康被害が問題視されている」と強調しました。

 さらに、「東淀川区の野菜農家では、地下水を水やりに使っている。事実を市民全員に知らせ、土壌・農作物・血中濃度についても徹底的で広範囲の調査を行うべきです」と要望しました。

(202183日付しんぶん赤旗)

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