日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は6日、市議会決算特別委員会で、港営会計の大阪港埋立事業と、水道のPFI(民間資金活用による社会資本整備)事業化について質疑しました。(長岡議員提出資料)
長岡議員は、夢洲(ゆめしま)駅周辺事業の公募に1社も手が挙がらなかったことや、IR(カジノを中核とする統合型リゾート)事業者がこのほど選定されたことを取り上げ、「カジノ・IR誘致のために、ギャンブル的に事業投資をし続けることはやめて、引き際を見極めることが重要」だと強調。市民生活を豊かにできるように、本来の役割を果たすよう求めました。
長岡議員は、今年水道局が公募したPFI事業に、全ての企業が辞退したことを指摘し、「仏パリ市など、水道の民営化やPFIの失敗から、再公営化するのが世界の流れ」だと強調。「水道事業は大企業に利権を渡すのではなく、地元の中小企業応援こそ強め、水道管耐震化のスピードアップは水道局の体制強化で対応してほしい」と要望しました。
(2021年10月9日付しんぶん赤旗)