日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は19日、市議会民生保健委員会で、コロナ対策とワクチン接種、医療体制について質疑しました。
長岡議員は、累計の死亡者数が東京を超えた大阪は本当に異常な状態だと指摘。「崩壊している医療体制を正常な状態に戻すことが最優先。大阪市がやるべきことは、感染拡大を抑えこむ徹底的で広範囲な検査を実施です」と訴えました。
ワクチン接種の推進について、集団接種会場の予約ができない高齢者から、先延ばしになるのではという不安の声を紹介。高齢者は、集団接種会場よりも、かかりつけ医や近くの医療機関での接種を希望する人が多い、すぐに必要な情報にたどりつけるように、わかりやすい情報提供の改善を求めました。
自宅待機者の急変による死亡の問題について、大阪市に7000人もいる自宅療養中の患者の命を守る方法を考えるべきだと主張。保健所介入前に死亡する人を生じさせないため、疫学調査の前段階から健康観察は必要であり、第5波を想定して備えておくべきだと訴えました。
長岡議員は、「今日の感染者数」が減ったからといって解除に飛びついたり、安心して外に出て大丈夫と受け取られかねない「まちがったメッセージ」の発信は絶対に避けてほしいと要望しました。
(2021年5月22日付しんぶん赤旗)